こんにちは、もやしししゃもです。
だいぶ肌寒くなってきて冬が近づいてきた感じがしますね。相場も冬の雰囲気が漂いますが、価格に限らずビットコインの価値は変わらないですし理解を深めるべき概念だと思います。冬だからこそ落ち着いて楽しみましょう。⛄
今回からLightning Network経由でのチップについて、最初と最後の2か所に記載します。引き続き無料記事を書きますが、お心づけをいただけると「取り組んでよかった」と嬉しい気持ちになります。勉強がてら初のLN送金チャレンジなど、試していただけるだけでも感激です。⚡
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超初心者に向けたビットコイン全体像の説明🔰
最近、ビットコインを全く知らないが興味はある人に教える機会があり、何から説明したらいいかわからず苦労しました。「ビットコインはP2P電子通貨システム」と伝えてもパッとわかる人は少ないでしょう。この記事ではビットコイン超初心者に「ビットコインの仕組みの全体像」をザックリ説明する内容をまとめます。
技術や暗号学から入ると人によっては抵抗がありそうなので、ビットコインの参加者と仕組みの構造について図で表します。
「ビットコイン、仮想通貨」というイメージしか持っていない人にとって、この図はビットコインの全体像として現実的な雰囲気を知れるのではないでしょうか。まずは左図で仕組の流れを説明、右の文章で各要素の役割を説明といった感じです。
この図を説明してみて疑問を抱いてくれたら理解を深めるチャンスですね。「なぜノードが1つ壊れても問題ないの?」「AさんがBさんに送金するためだけなのに非効率では?」といった具合です。答えがない疑問もあるかと思いますが、疑って検証するのは良い思考方法です。
ただ本音を言うと、この図でビットコインのワクワク感を伝えるのは難しいですね。昔の僕にこれを見せても「すげー!!!」とはならなさそうです。一方で、全体像を伝えた上でビットコインの特徴を話すと、机上の空論にならないかと思います。
ちょっと難しめな説明がわかる方には、下の動画の方が伝えやすいかもしれません。
ビットコインの特徴👨💻
ビットコインで伝えるべき要素は多いですが、特徴として一旦下記の5つに絞ってみました。
秘密鍵とアドレス
発行条件が決まっているお金
非中央集権
トラストレス(信頼不要)
パーミッションレス(許可不要)
この5つで先ほどの「ビットコインの仕組みの全体像」よりも解像度を高められたらいいなと思います。ちょっとした思想哲学を含めると「おっ流れ変わったな」となることでしょう。合う人合わない人で分かれそうですが、合う人はより深く興味を示すと思います。
特徴1.秘密鍵とアドレス🔓
秘密鍵:パスワード、暗証番号
アドレス:銀行口座番号
ビットコインは暗号化によって守られています。秘密鍵を知っている人だけが紐づいたビットコインの送金が可能です。秘密鍵を知られない限り、あなたのビットコインが奪われることはありません。
アドレスは銀行の口座番号のようなも文字列です。ビットコインを送ってもらうときに相手にアドレスを教えます。アドレスは秘密鍵を元として生成されますが、アドレスから秘密鍵への復元はできません。秘密鍵とは違って、アドレスは他人に知られてもビットコインを奪われたりしません。
暗号化といっても利用するのはハッシュ関数(SHA256)がメインで、安全性については下記の動画がわかりやすいかと思います。
特徴2.発行条件が決まっているお金💰
ビットコインが新規に発行される条件は最初から決まっています。
1ブロック生成すると50BTC発行
1ブロック生成するのに約10分
210,000ブロック経過(約4年)ごとに発行BTC数量が半減
最終的に合計2100万BTCに近づく
執筆時は76,4011ブロックなので3回の半減を経て、1ブロックあたり6.25BTCが新規に発行されます。現在のBTC合計数量は19,212,543BTCです。
誰かによって突然大量発行されたり、BTCの価値を不当に希釈されないような仕組みになっています。新規発行されたBTCはブロックを生成したマイナーに与えられます。(マイニング)
特徴3.非中央集権🏦❌
ビットコインの送金、発行、保有に特定の中央組織は必要ありません。送金は拒否されません。特定の権限を持ったBTC発行主体はありません。預金封鎖などは発生しません。CEOや社長はいません。ビットコインを発明したと言われるSatoshi Nakamotoの正体はわかりません。
ビットコインは「P2P電子通貨システム」であり、可能な限り中央集権を排除したシステムを構築しています。中央の権力者は勝手な意思決定によって権力を行使します。ビットコインは特定の人物の意思決定に左右されないネットワークです。
従来の通貨の根本的な問題は、それを機能させるために必要なすべての信頼です。中央銀行は通貨の価値を下げないように信頼されなければなりませんが、法定通貨の歴史はその信頼の裏切りに満ちています。銀行は、私たちのお金を保持し、電子的に転送することを信頼する必要がありますが、信用バブルの波の中で、準備金のほんの一部で貸し出しています。私たちは彼らを私たちのプライバシーで信頼しなければならず、個人情報泥棒が私たちのアカウントを流出させないように彼らを信頼しなければなりません。
Satoshi Nakamoto
特徴4.トラストレス(信頼不要)💻
非中央集権であることに通じますが、誰も信頼せずともビットコインは成り立っています。忖度もないし指示通りに動く必要もありません。ネットワークの破壊衝動を持つ人もいますが、ビットコインを止めるのには多大なコストがかかり物理的に難しいです。
ルールに沿ってに行動すると得をします。ルールから逸脱して行動しても特に大きなメリットはありません。誰も信頼しなくていいシステムだからこそ信頼できるところがあります。
特徴5.パーミッションレス(許可不要)👌
ビットコインは誰の許可を得ずとも参加できます。誰でもマイナーとして稼ぐこともできます。誰でもノードを立ち上げてビットコインを検証できます。誰でもビットコインを保有できます。誰でもビットコインを送金できます。
人種や宗教、国籍などは関係なく、ネットワークに接続できれば誰でもいつでも理由なしに参加できます。
基本的に多くのプロダクトは運営の許可が必要です。身分証の提示、不正利用による凍結など必ず運営に従う必要がありました。ビットコインではある意味無法地帯ですが、突然資産が凍結されることもありません。運営や権力者に怯えなくてもOKです。
ビットコインへさらに興味を深める🦡
ビットコインの特徴5つ目まで聞いてくれる人は、ビットコインに興味を持つ素質がありそうですね。ここまで来たら相手に合わせて興味や疑問を深堀りしていくのが良さそうです。
他には自身で興味あるトピックがいいかもですね。貨幣の歴史、技術、Lighning Network、暗号学、ゲーム理論、金融、心理学などなどネタは色々ありそうです。
僕だったらコレ伝えるかなというのを下に備忘録としてまとめます。
ビットコインに興味を深めた経緯:リアルな体験はイメージしやすそう
ビットコインの歴史:デジタル通貨にチャレンジして失敗してきた背景、ビットコインが人類の知識を寄せ集めたものであることを伝えたい
貨幣の歴史:ニクソンショック、基軸通貨が入れ替わっていることなど
ビットコインの哲学的教え:シンプルにこの著者の文章が好き
ビットコインのFAQ:しっかり情報がまとまっているので今後の勉強としてオススメ
周りで流行っているからとか、誰かが認めているからとかではなく、できる限りビットコインの本質を語り合うことで両者ともビットコインの理解が深まりそうです。もしラビットホールに落ちていたら、今後は自身でリサーチすることでしょう。
なんだか、変な宗教勧誘みたいな記事になってしまいました。実際ビットコインは何か心を惹き付ける宗教性がありそうな気がします。法定通貨も国家という神話の元に成り立っているので、異教徒みたいなものです。
かなり前、ビットコインのおもしろさについて家族に伝えてみましたが、なかなかおもしろさが伝わりづらいみたいです。僕の話が下手だったのもありますが、合う人合わない人でくっきり割れそうです。また、ビットコインにハマる人は後天的な社会経験が関係してそうですね。
改めて、ビットコインを教えるのは難しいですね。ビットコインを教える機会なんてそうそうありませんが、また機会があれば本記事をに沿ってチャレンジしてみます。
今週のビットコイン関連ニュース⚡
2,381BTC保有で平均取得単価は4万3,357ドル(約600万円)の模様
ドルコスト平均法だと固定額なので毎日1BTCは新しいですね
1年で365BTCなので取得単価を少し下げられそう
2022/12/21に販売予定で予約販売中
表紙のアリ:規則に基づいて行動する単純な個体の相互作用から集合知を生み出す特性から
マスタリングビットコインも読まないと。。
BTCの投資信託GBTCでBTCのウォレットは公開しないということで少し炎上
そもそもGBTCはBTCとして返還できないもの
日本人は使えなさそうですが、理解が深まります
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