こんにちは、もやしししゃもです。
ビットコインのマイニングで収益を得るにはマイニングプールに接続し、協力して誰かが掘れたら計算量の分だけ割当をもらうというのが一般的になりつつあります。
しかしながら、マイニングプールではなくソロマイニングを行い、いつの日かブロック報酬を独り占めするという野望を持ったソロマイナーも存在しています。実際に、ソロマイニングの成功例が時折ニュースになったりします。
最近、日本のビットコインコミュニティでマイニングマシンのBitaxe(通称:ビタキセ)が盛り上がっています。Bitaxeは手のひらサイズの小型マシンでありながら、ASICチップが付いていて種類にもよりますが約500 Gh/sと強力です。
そして、2024年7月25日にはBitaxeのソロマイニングで853742番目のブロックが採掘され、一気に注目が集まりました。(参考:ck pool管理者ツイート)小型マシンのハッシュレートは小さいものが多いですが、Bitaxeは実際に採掘してしまうので大したものです。
Bitaxeという名称について
著者の仮説では「Pickaxe(つるはし)」のビットコインバージョンとして「Bitaxe」としたのかなと思います。「axe」は斧(アックス)という単語なので、日本語的に読むと「ビットアックス」「ビッタックス」かなと思います。
しかしながら、赤かぶとさんがBitaxeのことを「ビタキセ」と呼んだことをきっかけに、語呂の良さから多くの人がビタキセという単語を使い始めました。また、Xで「ビタキセ」を検索すると赤かぶとさん以前に誰も発言しておらず、Xにおける世界初のビタキセ発言者とも言えます。
「ビタキセ」の検索性は抜群なので、BitaxeのXでの日本語発信を見たい方は「ビタキセ」か「Bitaxe lang:ja」で検索すると情報が出てきます。
しかし、Bitaxeによるソロマイニングで実際に採掘が成功したという華々しい話題がある一方で、数年続けても一度も採掘に成功したことがないソロマイナーが大量にいるのが現実です。仮にBitaxeが500 Gh/sとすると、ビットコイン全体のハッシュパワーは約700 Eh/sであるため、10分ごとに約1/14億の確率と計算されます。
マイニングプールにも繋げず、一度もビットコインを採掘できたこともなく、ただひたすらに電力を消費してハッシュ計算し続ける、そんな孤高のソロマイニングにどのような価値があるのかを改めて考えようと思います。
↓LNでのチップはこちら(1satoshiに感謝⚡)
moyashamo@getalby.com
一度もビットコインを掘れていないソロマイニングの価値とは⛏
ソロマイニングは孤独との闘いでもあります。「この電力消費に意味はあるのか」「自分がやっている行為に何か価値があるのか」と悩んでしまいます。
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