なぜビットコインはここまで誤解と批判を受けやすいのか?🤔#71
#71 Read BTC 2024年10月11日号
こんにちは、もやしししゃもです。
ビットコインは何かと誤解を受けやすく、またよく批判されることがあります。
ビットコインのせいで環境破壊に繋がっているであったり、犯罪の利用に使われている、持っていたら知らないうちにハッキングにあって盗まれる、などなど。
誤解している人は日本人に限らず、英語が標準語の国でも様々な誤解をしています。
投資界の重鎮であるウォーレン・バフェット氏もビットコインのことを「殺鼠剤を2乗したようなもの」というよくわからない比喩でたとえたり、他には「マジカルコイン」と言われたりもしています。
たしかに、マジカルコインはあながち間違っていないかもしれませんね。笑

ビットコインは生誕15年を超えましたが、ビットコインへの誤解は一向に解かれる気配がありません。未だに51%攻撃でできることを知らない人が多いです。
大昔にアンドレアス氏が回答済みだったり、事実を説明した記事や情報もネット上に存在します。
なぜビットコインが誤解・批判されてしまうのかの理由を挙げ、ビットコインと批判との向き合い方について考えてみます。
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moyashamo@walletofsatoshi.com
ビットコインがここまで誤解と批判を受けやすい理由9個🙄
それでは、ビットコインが誤解・批判されてしまう理由は下記になります。おそらく、他にもいろいろあることでしょう。
メディア報道による偏ったイメージ📰
有名人の発言による影響🎤
特定のリーダーがいないため🧭
その人にとってまだ無価値🤷♂️
「ビットコイン」という名前がもたらす誤解🎮
お金に対する知識の不足💵
周りに教育者がいない🧑🏫
技術的および学術的な難解さ🧑💻
物理的に存在しないことによる不安感👻
色々考えていたら、理由が山ほどあるなと気付きました。少し長いですが1つずつ説明します。
理由1:メディア報道による偏ったイメージ📰
最も多くの人々の認知に影響を与えているのは、メディアやニュースなどかと思います。
メディアは視聴数を上げることが基本的に目標となるので、ハッキング事件、価格の大暴騰、大暴落などセンセーショナルな報道を発信します。
ハッキング等の話題になる情報は、やはり視聴者の興味をひく内容であるので、視聴者も見てくれますし、拡散などもしてくれたりします。メディアにも競合がいますので、ハッキング事件や価格の上下に関する内容を扱わない方が不自然だと思います。
もちろん、ビットコインの地道なアップデートや新たなユースケース、プロジェクト紹介、ビットコインの歴史などをコラムとして紹介しているメディアもあったりします。個人的には、極端にビットコインを避けているわけではないメディアもそこそこあると考えています。
でも、ビットコイン系の内容の記事はそこまで注目されなさそうですし、感情を刺激しないため大きく拡散されにくいかと思います。記事を読んで「すごい!」となるのはビットコインがすごく好きな人くらいで、「へ~」で終わってしまうのが一般的かと思います。
そのため、ビットコイン系の記事を書いていたとしても目立たないですし、リソースは有限なので他の記事に時間を割こうと考えることは合理的です。
ビットコインのセンセーショナルな記事は、基本的にビットコインにネガティブな内容が多いです。
「米国でビットコイン現物ETFが承認された」という話題はポジティブではありましたが、投資界隈に限られます。一方で、不思議なことにハッキングや大暴落はビットコインを知らない人もそれなりに興味があります。
メディアだけの問題ではなく、視聴者側の性質も原因があるように思います。基本的には人間の性質なので、すぐに変えるということは難しそうです。
理由2:著名人の発言による影響🎤
冒頭でも挙げましたが、投資界隈で知らない人はいないウォーレン・バフェット氏はビットコインを「殺鼠剤を2乗したようなもの」と例えて、ビットコインは価値のない妄想だと考えています。
勝手に深読みすると、殺鼠剤を2乗したものは相当危険ですので、ビットコインを危険視しているかもしれません。(おそらく、これは僕の思い込みで、ビットコインは役に立たないという意味だと思います。笑)
ビットコインが価値のない妄想であることについて、過去にビットコインと共同幻想について考えてみたので、ご興味があればこちらも読んでみてください。
他にも、ビットコインを誤解・批判している著名人は結構多いです。ビル・ゲイツ氏もビットコインに懐疑的です。
このような、誤解している著名人の発言はメディアレベルの拡散性があります。ビットコインへの批判にお墨付きが付きますし、話題性があるためメディアも拡散することになります。
しかしなぜ、このような著名人がビットコインを誤解してしまうのでしょうか。彼らはメディアの内容を鵜吞みにしたりはしないでしょう。
誤解してしまう理由は、おそらく後ほど説明していくことになるかと思います。
基本的には、ビットコインの価値を感じづらい境遇にあるからと、自分には価値が無いのに市場価値が付いているというギャップに対する嫌悪感、自己正当化があるかと思います。
これまで資本主義の世界を勝ち抜いてきた著名人は総じて賢いです。賢いからこそ、考えるのが得意で、自分を正当化させるためにロジックを築くことができてしまいます。これまで正しかったので、ビットコインについても間違っているはずがありません。
とにかく、著名人は自分を正当化するためにビットコインに対する考えを述べずにはいられません。
理由3:特定のリーダーがいないため🧭
ビットコインは特定のリーダーや、運営のようなものがありません。これはビットコインにとっては良いことですが、なかなか正しい理解が広まらない要因でもあるかと思います。
ビットコインの公式FAQにはしっかりとした質疑応答があります。「ビットコインはネズミ講ですか?」という質問に対する回答も用意されています。さらに、日本語も含めた様々な言語で説明されています。
みんながビットコインの公式FAQに目を通していたら誤解は生まれないのですが、やはり積極的な運営がいないため、ビットコインに対して能動的な人しかFAQを読みません。
他にも、ビットコインに対するコンテンツは多数ありますし、ビットコインスタンダードなどの書籍も出回っています。でもやはり、興味が無い人の誤解を解くというのは難しいです。
運営がいないことは権威が無いということです。世の中には、権威が伴った発言でなければ信頼できないという人が山ほどいるように思います。
また、運営がいないと好き勝手に言っても訴訟などは起きません。ビットコイン周りの訴訟と言えば、クレイグ・ライト氏が結局サトシ・ナカモトではなかったみたいなところでしょうか。
あれは偽造の話だとは思いますが、例えば「ビットコインは犯罪でも使われ、環境破壊の原因である」というようなことを言って、何らかの風評被害があったとしても、それを訴える主体がいないと思います。
好き勝手言えるのは別に良いことですが、何が正しい情報かがわかりにくいですし、たどり着くのが難しいと思います。
理由4:その人にとってまだ無価値🤷♂️
理由2:著名人の発言による影響🎤でも挙げました。ビットコインに懐疑的なウォーレン・バフェット氏やビル・ゲイツ氏は米国の住人であり、この世界の基軸通貨ドルの恩恵を得ています。
米国にいながらもビットコインの重要性を理解している人は多数いますが、まったく理解できないという人は多いことでしょう。米国に限らず、日本や先進国と言われている国に住む人たちは、幸運なことに通貨の価値を考える機会がありません。
「ビットコインなんて必要ないと言う幸運なあなたへ: 今、世界各地で起きている平和な革命の内幕」という本を読んで改めて知ったのですが、ビットコインがまるで生活の命綱になっているような人々がたくさんいます。
僕は日本生まれ、日本育ちなので通貨安によって絶望的な状況になったことがありません。最近は円安が話題になっていますが、ビットコインを知らなかったら「どうせいつか戻るだろう」という感じで気にも留めなかったと思います。
僕は、たまたまいろんなアルトコインプロジェクトを触っていた時に痛い目に遭い、その経験からビットコインの重要性を理解できるようになったのだと思います。僕のビットコインとの出会いは下記記事を見ていただければと思います。
先進国で成功していたり、問題なく生活できていればビットコインの重要性に気付くことから遠ざかってしまいます。
だからこそ、ビットコインを批判する著名人がいるのだと思います。僕が思うに、どれだけ頑張ってもビットコインの重要性がわからない人は一定います。自分にとって無価値でも、他の誰かにとって価値のある
一方で、先進国でも貧困に陥っている人々がいます。彼らは日々の生活費の支払いで手一杯ですし「ビットコインはお金持ちがやる投資」という考えを持っている人もいるでしょう。そのため、ビットコインに対して知る機会もなかなかありません。
ビットコインの価値を感じるのは、何かを体感できた時です。人生経験も必要ですし、ビットコインを知る機会も必要という、改めて難しいです。
理由5:「ビットコイン」という名前がもたらす誤解🎮
これはかなり個人的な理由ですが、「ビットコイン」という名前が誤解を生んでいると思います。
僕の知り合いに軽くビットコインの話をしたときに、デジタル上のゲーム内コインのようなものだと思っていたようです。
たしかに、ビットコインという響きはどこかおもちゃみたいで、ちゃっちーな感じがします。そんな粗末なイメージのビットコインが、900万円くらいの価格を付けていたらバブルだと感じてしまっても仕方ありません。
僕も最初「ビットコイン」という名前を聞いたときは、怪しさも感じましたし、一時のバブルだと思いました。なぜそのようなデジタル上のものが高値で売買されているのか、中身を知らなかったので当然理解ができませんでした。
ビットコインという名前は、とっつきやすさもあるので良い面もありますけどね。ビットコインという名前と、1BTCが900万円くらいという情報を同時に得ると、一般的な人であれば脳内がバグります。
1BTCではなく1satsの価格表現になれば、印象もまた変わるのかなと思います。
理由6:お金に対する知識の不足💵
僕は日本の教育しか受けていないのでわかりませんが、貨幣に対して理解を深める機会がなかったと思います。
記憶があるものとしては、円安、円高や、貨幣は中央銀行によって発行されているというくらいです。円安、円高も所詮ドルや他の通貨との相対であり、貨幣の理解には及ばないと思います。
普通に生活していると、お金は普通に使えていますし、お金が身近過ぎるというのもあると思います。生まれた時から日本円がありましたし、金本位制はとっくの昔に終えています。
金本位制から切り替わるタイミングに生きていたら、切り替わったらどうなるんだろうと考えたかもしれません。でも、現状の日本円のまま使えていますし、最近新紙幣が発行されましたが、旧1000円と新1000円は等価です。
当たり前になりすぎて、考える機会がないというのはある意味で幸運ということなのかと思います。貨幣について興味がある方は次の記事も読んでみると面白いと思います。
理由7:周りに教育者がいない🧑🏫
ビットコインについて誤解をしていたとしても、それを正してくれる人が周りにいないことがほとんどです。
そもそも、ビットコインをある程度理解している人が少ないですし、ビットコインを理解していることを周りの人に対してひけらかすということもほとんどないでしょう。
ビットコインの教育向け団体として「Plan B Network」というものもあるみたいです。あるにはありますが、学ぶ機会、知る機会というのは限定的です。
今の社会の教科書はどうなのですかね。ビットコインが載っているかはわかりませんが、載っていたとしてもわざわざビットコインを詳細に説明することはないでしょう。
僕もこのRead BTCというビットコインのメルマガを書いているものの、ビットコインを誤解している人にはなかなか届かないような気がします。
個人的にビットコイン初心者におすすめな3点セットがあります。(勝手に言ってるだけでコロコロ変わります。笑)
誤解を解きたい人を見かけたら、頑張って口で説明してもいいですし、上記の記事を送ったり、一緒に記事を見ながら説明しても良さそうです。
Read BTCは強いていうなら「僕がビットコイン好きになるまで」ですかね。ビットコイン以外の暗号資産を触っている人には伝わるかもなという気がします。
理由8:技術的および学術的な難解さ🧑💻
ビットコインは貨幣的な理解も必要ではありますが、もちろん技術的な理解、暗号学的な理解も必要となってきてとても大変です。
完璧に理解する必要はありません。僕も技術的な面でまだ完全に理解できていないところが多いですし、暗号も厳密な理解ができていません。
しっかり検証した方が良いですが、それが必要となるとハードルが高すぎます。仕組みの概要を抑えて、その後は触りながら枝葉を学んでいくと良いと思います。
また、ビットコインには暗号資産をある程度理解している人の中でも誤解されている内容もあったりします。「51%攻撃に成功すると、他人のウォレットのビットコインを盗むことができます。」も1つの例です。
偽・サトシさんは最近おもしろいなと思って見てます。ビットコインに対する絶妙な誤解をツイートされていて、改めて考えるキッカケにもなります。
話を戻しますが、51%攻撃が成功すると色んな悪いことができると考えている人が多いです。頭の良いとされる人でも間違ってしまうので、ビットコインへの誤解は尽きないと思います。
ちなみに、51%攻撃のできること・できないことは次のようになります。詳しくはぜひ調べてみてください。
理由9:物理的に存在しないことによる不安感👻
最後に、ビットコインは物理的に存在しないため、誤解を生みやすいです。
これは生物の性でしょうか。人間は抽象的な思考ができるようになったとはいえ、実際に見たり触れたりできる対象の方が安心感があります。
「電子上の単なる数値表現のどこに価値があるんだ」と考えることでしょう。そのような人に対して「これがビットコインです」とフルノードのラズパイを見せても納得してくれません。
しかしながら、最近は電子マネーが一般化してきて、日本人の多くは銀行口座がありますし、お金は電子上に存在するものという考えが浸透してきていると思います。
ただ、ビットコインは日本円と異なり、特定の権威による裏付けはありません。エネルギーコストという裏付けはありますが、エネルギーも見たり触ったりできないのでさらに難解です。
そういう意味では、「悟コイン」はすごく良かったなと思います。僕は当時ビットコイン自体を知らなかったので残念ではあります。手触り感のあるビットコインを、子どもや若者のお年玉などに手渡ししたら面白いと思います。
ビットコインのロゴはありますし、金ピカのビットコインのデザイン、3Dモデルなどもありますよね。ロゴもなく、ビットコインのイメージもなく、単なる数値表現であれば、僕でさえも取っつきにくいような気がします。
見えたり触れるのは大事だなと思いました。
ビットコインを誤解・批判することは良いことである👍
上記で説明したように、ビットコインはどうあがいても誤解してしまいます。
ビットコインを知らないというのも大きな原因ですし、ビットコインの仕組みを勉強したとしても誤解が晴れない場合もあります。
今ビットコインが好きな人達の中でも、最初はビットコインを誤解していた人がほとんどです。ビットコインの話を聞いた瞬間から、これは革命的なものだという考えに至った人は限られます。
怪しいなと思ったり、マウントゴックスのハッキングで終わったなと思ったり、古臭いデジタル通貨だと思ったり、国家の規制に簡単につぶされると思ったりと様々です。
今では有名なビットコインコレクターのマイケル・セイラー氏も、ビットコインに対する最初のツイートは次のようなものでした。
「信頼できるスポンサーがいないため」という言葉がとても面白いです。スポンサーがいないからこそ、ビットコインを信頼できるかと思います。今ではマイケル・セイラー氏が広告塔みたいな感じになろうとしているのが皮肉です。
とにかく、ビットコインは誰しも誤解や批判をすることになります。でもそれは、ビットコインを理解するための重要な第一歩なのです。
世の中にはビットコインへの誤解すら持たず、ビットコインという名前自体を知らないという人がたくさんいます。
まずはビットコインを認知いただき、何らかの誤解を抱えてもらい、その違和感を解消するために調べてもらうというのが重要なステップです。通過儀礼のようなものです。
また、ビットコインを批判するにはある程度調べる必要があります。何も知らないものを批判してもあまり意味がないですからね。ビットコインで重要なのは批判的思考ですので、批判万歳です。
ビットコインの批判をするうちに、知らず知らずの間にビットコインを多くの人よりも理解することになるでしょう。頑固な人はそこまでですが、柔軟な人は自分の誤りに気付くことができます。
まとめ:ビットコインへの誤解・批判は重要な第一歩🦶
最初にビットコインがここまで誤解と批判を受けやすい理由を9個も書きました。ちょっとその辺りを読むのは気だるいかもしれません。自分も書きすぎたかもと思いました。笑
とにかく、それくらいビットコインは誤解しやすいものです。僕もビットコインは古臭いものだと思っていました。だって、プレステ2よりもプレステ3の方が高品質です。普段の生活から、直観的には新しいものが優れていると考えてしまいます。
しかしながら、こと貨幣システムにおいては仕組みや構造が一番重要なのだなと思いました。ソフトウェアなので、絶妙な仕組みや構造さえあれば老朽化しません。
ビットコイン愛好家の中でも、最初はビットコインを誤解していた、よくわかっていなかったという人が多いです。中には、ビットコインはバカバカしいと批判していた人もいるでしょう。
ビットコインを批判しながら、ビットコインを学ぶことができます。ビットコインにおいてはビットコインを学ぶことがとても重要です。
Study Bitcoin
ビットコインを知らない人も、ビットコインが嫌いな人も、ビットコインが好きな人も、ビットコインを学びましょう。
↓LNでのチップはこちら(1satoshiに感謝⚡)
moyashamo@getalby.com
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