1.8月1日はビットコイン独立記念日🌏
BITCOIN INDEPENDENCE DAY: LUKE DASHJR ON THE LESSONS FROM SEGWIT THAT WE’RE FORGETTING
2017年8月1日は「ビットコイン独立記念日」と言われています。
「ビットコイン独立記念日」と呼ばれる理由は、UASF(User Activated Soft Fork)というマイナーではなくユーザー主導のソフトフォークを実施し、SegWitの導入を進めたことが関係しています。
ただ、2017年8月1日あたりはBitcoin Cashへの分裂もあり、混乱が起きていたみたいなので、少し歴史を確認してまとめようと思います。
著者自身が暗号資産に参入し始めたのは2017年11月あたりなので、正直当時の雰囲気などは詳しくないです。
下記2記事を元に、2017年8月1日の状況をまとめます。
事の発端として、2015年以降ブロックサイズの性能向上について「ビッグブロック論争」というのがありました。
2017年3月あたりには以下のような2大勢力がありました。
SegWit推進派:ビットコイン開発者
SegWit:署名部分をブロックから分離してブロック内の情報を増やす
ソフトフォークにより実行可能
少ししかブロックサイズは増えない
ビッグブロック推進派:主にマイナー
シンプルにブロックサイズを拡大させる
ハードフォークにより実行可能
登場人物は以下の4つに整理されます。
ビットコイン開発者(Bitcoin Core)
SegWitを提案
マイナー(Bitmain, ジハン・ウー)
ブロックサイズ拡大派
暗号資産取引所
有志コミュニティ
非常に簡単化した流れは以下のようになります。
ビットコイン開発者がSegWitを提案:BIP91
2017年3月あたり、反対したマイナーのBitmainを率いるジハン・ウー氏がビッグブロックを実現する「Bitcoin Unlimited(BU)」を採掘すると表明
ビットコインキャッシュ的なイメージ
Bitcoin.comを運営するロジャー・バー氏はBUに賛同
18もの暗号資産取引所はBitcoin Unlimitedを「BTU」のアルトコインとして扱うと宣言
つまりBTCと別物として解釈される
ビッグブロック推進派は出鼻をくじかれる
マイナーの意向によりBIP91が発動しないため、BIP148でUASF(User Activated Soft Fork)によってSegWitを進めようと決断
UASFに賛同する有志コミュニティがソフトウエアをコンピュータ上で動かして「UASFノード」として公開する運動が始まる
2017年8月1日以降Segwitを有効化しないマイナーが生成したブロックを拒否する仕組み
2017年7月の段階でこのようなUASFノードが1000個以上もネットワーク上に出現
「SegWitを有効化せよ。それが受け入れられないなら、ビットコインは機能不全に陥る」
BIP148とは別に2017年8月1日にBitcoin Cashがハードフォーク
ビッグブロック推進派はBitcoin Cashへ移動
当時ビットコインを持っていたら、Bitcoin Cashの分裂騒動にはかなり恐怖を感じたと思います。
ビットコインのおもしろいところは「システム的に分散されている」だけではなく、「ガバナンス的にも分散されている」というところだと思います。
良い意味で言論統制されておらず、ビットコインの哲学に納得できなければハードフォークをして「真のビットコイン」を目指せばいい、といった具合です。
正解も間違いもありませんが、時価総額的に見たらSegWitを導入したビットコインの方が価格を保っています。
Ethereumも過去にETCとETHへ分裂が起きました。
ハードフォークの歴史を紐解くと、コミュニティの思想が明確になったりします。
一つ思ったのが、自分と違う思想の人が割と存在しているということです。
他人を他人として受け入れ、思考停止に陥らずに自分の考えを大切にしていきたいです。
ビットコイン関連の記念日やイベントの日は下記のサイトで確認できます。
2.総合格闘技団体「UFC」の女性選手が報酬をビットコイン受取へ
総合格闘技団体「UFC」の女性選手、報酬全額をビットコイン受け取りへ
総合格闘技団体「UFC」に所属するルアナ・ピンヘイロ選手は、自身の報酬をビットコインで全額受け取ると表明しました。
ピンヘイロ選手は、UFCのストロー級でランキング15位の女性選手です。
口座振込サービス企業Bitwageがビットコイ支払いを実現するとのことです。
スポンサー資金については法定通貨での受け取りを継続するようです。
ピンヘイロ選手は下記のようにコメントしています。
ビットコインの価格変動はほとんど気にならない。
ブラジリアン柔術の黒帯を取るには平均10~15年の歳月が必要で、私の(投資に関する)時間選好も同じぐらい長い。価格が低ければ低いほど、将来のためにより多くのビットコインを保有することができる。それ以外はノイズに過ぎない。
パートナーで同じUFCに所属するマテウス・ニコラウ選手からビットコイン受取を勧められたようです。
ピンヘイロ選手のパートナーもめちゃくちゃビットコイナーなんですかね。笑
報酬でビットコインを買えば良いと思いますが、わざわざビットコインで報酬をもらうと表明するあたり、伝えたいことや意図などがあるのかもしれません。
おまけ.メイドインアビス2期が面白い🐇
最近、Amazon Prime Videoでメイドインアビスの2期を観ています。
ぜひ、一度も見たことない人は1期も見れますので見てください。
メイドインアビスは「グロい」「残酷」といった評判がありますが、ストーリーとして非常に興味深くおもしろいです。
見た目が「可愛い、明るい、冒険、楽しそう!」という感じなので、最初はギャップのすさまじさに引きますが、それが癖になるので止まりません。
2期の3話あたりに出てくる、とある村がありそこでは「価値」という通貨のやり取りがありました。
その「価値」は人物に紐づいており、何か対価を得る際には相応の「価値」を強制的に支払わなければなりません。
「価値」が足りない場合は自分の所有物が強制的に売り場に出されて「価値」を調達します。
「強制清算」によってモラルや秩序が保たれているという、若干怖い世界だと思いました。
メイドインアビスは細かい部分へのこだわりが強く、見逃している面白要素もあると思うので、また復習しないとなと思います。
ぜひ、ご自身の目で確かめてみてください。
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