こんにちは、もやしししゃもです。
今週はニュース回です。
最近、SECがBinanceやCoinbaseを提訴したりしていて話題となっています。ビットコインとしては価格変動などがあるものの、ビットコインのシステムについてはほとんど影響はないかと思います。
もし、今不安な気持ちがあったり、暗号資産について悲観的になってしまっている方は、ビットコインを学ぶ良いタイミングなのかもしれません。
関係ないですが、以前Coinkiteでハードウェアウォレットなどを注文したのですが、ついにカナダから発送されたとのことです。海外の商品を購入する機会はなかなかないので、少し不安でありながらちょっと楽しみです。
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moyashamo@getalby.com
米司法省、マウントゴックス事件の容疑者を特定・起訴
参照:CoinPost
2023年6月9日、米司法省は2014年に経営破綻した暗号資産取引所マウントゴックス(Mt.Gox)のハッキングなどを行ったとしてロシア人2人を起訴しました。
ニューヨークの裁判所に提出された起訴状によると、ロシア国籍のアレクセイ・ビリュチェンコ被告(43)とアレクサンドル・ヴェルナー被告(29)は、マウントゴックスから約64万7,000BTC(現在約2.3兆円相当)を盗んだとされ、資金洗浄した容疑もかけられています。ハッキング被害は2011年なので、10年以上の容疑者の立件となります。
ビリュチェンコ氏は2011年から2017年にかけて、世界中のサイバー犯罪者が違法行為による犯罪収益を転送、洗浄、保管する不正な暗号資産取引所「BTC-e」を運営していたとされる。「BTC-e」は2017年7月に法執行機関によって閉鎖された。
今回の事件の捜査には、連邦検察局、FBI、米シークレットサービス犯罪捜査部門、国土安全保障捜査局(HSI)、国税庁刑事捜査局(IRS-CI)などが協力していた。
感想
Mt.Goxの弁済よりも先に容疑者が特定されるとは意外でした。ビットコインはよくマネロンや詐欺行為に使われると言われていますが、オンチェーン情報として10年以上前の情報も残っているので、どこかで足が付いて特定されてしまうんだろうなと思いました。
アレクサンドル・ヴェルナー被告(29)はハッキング時は12年前なので17歳ぐらいですね。他にも直接的または間接的な協力者がいたかと思いますが、事件の全貌がわかって解決されたらいいなと思います。
FBTとかがビットコインのオンチェーン情報とにらめっこしているのを想像すると、少しおもしろいですね。一方、オンチェーン情報は匿名ですが、匿名を守り続けることは難しいかもしれないと思いました。
マウントゴックス事件の歴史がまとまっている記事がありましたので、ご興味があれば確認してみてください。
関連記事:マウントゴックス事件、収束へ。発覚から起訴までのストーリーを振り返る
米テザー社、エルサルバドルのビットコイン採掘企業に350億円出資🌋
参照:CoinPost
米ドルステーブルコイン「USDT」などを発行するテザー社は2023年6月5日、エルサルバドルでビットコインマイニングファームの建設を目指すスタートアップ企業「Volcano Energy(ボルケーノエナジー)」に出資したと発表しました。
テザー社は「持続可能なビットコインマイニングと、エルサルバドルの経済成長を支えていく」としています。ボルケーノエナジーの、約1,300億円(10億ドル)規模の初回投資ラウンドに、約350億円(2億5,000万ドル)相当の投資を行いました。
ボルケーノエナジーは、エルサルバドルのビットコイン支持者ホスエ・ロペスCEOと、同国ブケレ大統領の顧問も務めているマックス・カイザー会長が共同で率いている企業です。241メガワット(MW)規模のビットコインマイニング施設を建設予定となっています。169MWの太陽光発電と72MWの風力発電で構成され、1.3EH/s(エクサハッシュ/毎秒)を超える初期計算能力が得られると見積もられています。
ボルケーノエナジーのロペスCEOは、次のようにコメントしています。
「現在、ビットコインマイニングの52%以上が持続可能な方法で行われている。当社のような事業を通じて、この割合は今後数年間で大幅に増加すると考えられる。当社はビットコインの柔軟性にとって重要となるだけでなく、世界のテクノロジー環境において、エルサルバドルが新たに果たす重要な役割を示すものだ。」
感想
以前、テザー社がウルグアイにマイニング周りのリソース投資という話がありました。テザーは資金が余っているのか、次の半減期市場に向けてビットコインマイニングに力を注いでいそうですね。マイナーが増えることは、ビットコインにとって分散されて強力になるため、ポジティブなことだと考えています。
今回、エルサルバドルのマイニング企業に投資するということで、エルサルバドルとしては嬉しいことなんじゃないかと思います。「ボルケーノエナジー」という名前ですが、70%は太陽光で30%は風力ということで、地熱はまだ先なのかなと思いました。
以前までの自然エネルギーは不安定で費用対効果も悪く投資しづらかったかと思いますが、ビットコインのマイニングによって自然エネルギーの需要を見出しやすくなり、結果的に投資しやすくなっているのではないかと思います。エルサルバドルがビットコインを通じて自然エネルギーの消費がメインの国になったら面白いなと思います。
今週のビットコイン関連ニュース⚡
テキサス州「暗号資産のシリコンバレーになる」:テキサスブロックチェーン評議会会長
上院法案(SB)1929が可決:エネルギー容量が75メガワット(MW)を超えるマイナーは、大規模負荷事業者としてテキサス州公共事業委員会(PUC)に登録する必要があり、データはテキサス州電力信頼性評議会 (ERCOT) と共有
下院法案(HB)591とHB1666もマイナーに前向きな案とのこと
HB591:ビットコインマイニングにフレアガスを使用する場合の税制上の優遇措置
HB1666:準備金証明制度を導入し、暗号資産取引所に対し「顧客に対するすべての義務を果たすのに十分な」資産を維持することと、負債に関する声明をテキサス銀行局に提出することの義務付け
反マイニング的な上院法案(SB)1751は、マイナーに制限を加えるために州の税法の一部を修正するものだが、中止されているとのこと
ビットコイン建て生保会社Meanwhileが約26億円の資金調達、ChatGPTのサム・アルトマン氏ら参加
デジタル資産建てバミューダ拠点の生命保険会社「ミーンホワイル(Meanwhile)」が、2つのシードラウンドで1900万ドル(約26.4億円)の資金調達を実施したと6月6日発表
第1シードラウンド:「ChatGPT」を提供するOpenAIの共同創業者サム・アルトマン(Sam Altman)氏と決済インフラ提供の米Stripeの元発行責任者であるレイシー・グルーム(Lachy Groom)氏が主導
第2シードラウンド:グーグルのAIファンドであるグラディエント・ベンチャーズ(Gradient Ventures)が主導
ビットコインをアセットとして取り入れる事業者が増えています
このビットコインツールは企業によるLightning Networkの使用方法を変える可能性がある
Lightningのエクスプローラーを提供するAmbossは「Lightning Network Rate(LINER)」という統計データを導入するとのこと
Lightning Networkのコストや利回りなどを可視化し、企業のLN導入判断材料の1つにするとのこと
ZEBEDEE が NOSTR を活用した新しいソーシャル レイヤーのアルファ版を発表
ZEBEDEEはLightning Network対応ウォレットです
ウォレットアプリにNostrを導入して、ソーシャルコミュニケーションをできるようにするようです
現在Waitlistに登録できるとのこと(リファラルコード:8FTPQS2V9)
マイニングマシンを背負う人もいます
もっと軽量化されたり、初電や冷却周りの技術が進んで、太陽光でマイニングするリュックとかが出てきたらおもしろいですね
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