こんにちは、もやしししゃもです。
本日5月22日は「ビットコインピザデー🍕」ですね!
2010年5月22日
現実世界で最初にビットコインを購入したのはラズロ・ハニェツ氏で、ジェレミー・スターディバント氏からピザ2枚を10,000ビットコインで購入した。オファー時点では、10,000 ビットコインの価格は 41 ドルでした。ビットコイナーはピザを注文してビットコインピザデーを祝います。
今日とは言わずとも、近い時期にピザを食べる方も多いんじゃないでしょうか。ピザデーから13年経ったんですね。ビットコインはまだまだ健在です。
「ピザ」という世界で通じる食べ物だったのがいいですね。めちゃくちゃマイナーな名前の食べ物だったら、真似して食べたり祝ったりするのが難しそうです。笑
今回は、Nunchukが気になっている話と、Nunchukに必要なハードウェアウォレット(HWW)の「COLDCARD MK4」や「TAPSIGNER」買ったよという雑談です!元々おまけゾーンに書いていたら、意外とボリューミーになって、本題にしちゃいました。
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Nunchukが気になって、CoinkiteでCOLDCARD MK4など買った!👛
最近、Ledger Recoverで波乱がありましたね。政府の要請があれば資産にアクセスできてしまうみたいな情報も見かけました。
ハードウェアウォレット(HWW)は作成者である企業をトラストしないといけないので、ウォレットの性能はもちろん、どんな企業かもチェックしないといけないです。
ところで、僕は「HWW買うならビットコイン買いたい」と思っている人なので、なかなかHWWに手をつけてきませんでした。HWWがなくても秘密鍵とアドレスのペアを作ることはできるので、その情報を紙や金属板などにメモしておけばコールドなウォレットを作成できます。(どのように秘密鍵を作るかは慎重になった方がいいです)
そんな中、最近「Nunchuk」というモバイルウォレットに興味を持っていて、色々と調べていました。(調べる中でHWW買おうとなりました)
Nunchukは何かというと「HWWなどと連携して簡単にマルチシグウォレットを作れちゃう」というアプリです。例えば「2-of-3マルチシグ」であれば、3つの鍵のうち2つで署名したらビットコインを送金できます。
2-of-3マルチシグの何が嬉しいかというと、通常秘密鍵は1つ失ったら全てを失うことになりますが、2-of-3であれば1つ紛失しても残りの2つで移動できます。また、3つの鍵のうち1つを誰かに奪われても送金できないですし、残りの2つで別のウォレットに逃げることができます。
そして、Nunchukで興味をそそるのは「相続サービス」です。年間450ドルのサブスクで、まだ相続を考える歳でもないので利用予定はまだまだ先ですが、ビットコインと相続の問題は将来高確率で出てくると思っていて、個人的に重要なテーマです。
Nunchukがどのように相続サービスを実現しているかというと、「2-of-4マルチシグ」で1つの鍵をNunchukのサーバー、3つの鍵をユーザー側が持つという形式です。3つの鍵のうち1つは相続用の「TAPSIGNER」、2つはCOLDCARDなどの対応HWWが必要。
まず、Nunchukは1つの鍵だけなので送金不可
被相続人は3つの鍵を持っていていつでも送金可能
相続人は被相続人から「Magic Phrase」「Backup Password(TAPSIGNERの裏に書いてある)」の情報を共有されており、つまり鍵1つのため1人では送金不可
相続人は、被相続人が設定したアクティベート日以降にNunchukと署名連携して送金可能
被相続人はアクティベート日をいつでも先延ばし可能
被相続人が亡くなったかはわからないですが、上記のようにしてトラストレスに近づけたビットコインの相続ができます。(以下参考)
Nunchukを使ってスマホでマルチシグウォレットを作る(Spotlight):相続ではないですが、日本語でNunchukがどんなアプリかわかります
話を戻しますが、年間450ドルのサブスクをやらずとも、Nunchukが用意しているテストネット版を使えば無料でこの2-of-4の相続サービスを試すことができます。しかし、1つの「TAPSIGNER」と2つのHWWが無いと遊べないということです。
色々チュートリアルを見たりして悩みましたが、「百聞は一見にしかず」ですし、知見としてビットコインへの投資になるかなと決意を決めてHWWを買うことに決めました!
何のHWWを買うかというと、ビットコイナー御用達の「COLDCARD Mk4」です。COLDCARDはビットコインのみ対応のHWWで、トラストレスの思想を持ち、セキュリティにも異常なレベルの配慮があります。
COLDCARDの良さはkatakotoさんの記事を読んでいただければと思います。
参考記事:ハードウェアウォレットCOLDCARDで大事なビットコインを守ろう⓵
そしてなんと、COLDCARD Mk4は「noKYCwSE」のコード入力で15%オフできるみたいです!(カラーバリエーション色々あって可愛い。)
Nunchukで遊ぶのに必要なものに加え、Coinkiteでは$499まで頼めば送料が無料になるので、追加でいくつか商品を購入しました。
TAPSIGNER × 1
COLDCARD Mk4 × 3(Purple, Orange, Blue)
DICEセット × 1:COLDCARD Mk4ではサイコロ使って秘密鍵のエントロピーを高められる
まだ買っただけなので、いつ頃届くかわかりませんが楽しみですね。届いたら色々と触って遊んでみようかと思います。(こういうガジェット系好きな人いるかと思いますが、なんとなく気持ちがわかってきた気がする。。)
COLDCARD Mk4は1つ148ドル(15%引いたら125.8ドル)と安くない買い物ですが、ビットコインの適切な管理を学ぶには良い商品だと思いますので、ビットコインが好きな方は1つか2つ持っていてもいいかもしれないですね。
Coinkiteでの購入方法はkatakotoさんの記事がわかりやすいです。(詐欺サイトに騙されないよう注意)僕はビットコインで購入して、さらに割引されました。
参考記事:ハードウェアウォレットCOLDCARDで大事なビットコインを守ろう⓶~購入編~
今週のビットコイン関連ニュース⚡
テザー社、利益の15%をビットコインに充てる計画発表💰
Tether Pledges to Plow 15% of Profits into Bitcoin
米ドルステーブルコイン「USDT」発行元であるテザー(Tether)社が、利益の一部をビットコイン投資に充てると5月17日に発表しました。純利益の最大15%でビットコインを購入するとのことです。
テザー社のCTO、パオロ・アルドイーノ氏は次のように述べました。
「ビットコインはその回復力を継続的に証明しており、大きな成長の可能性を備えた長期的な価値の保存手段として浮上している。供給が限られていること、分散型の性質、そして広く普及していることにより、ビットコインは機関投資家と個人投資家の両方の間で同様に好まれる選択肢となっています。」
5月10日リリースの保証報告書によると、すでに約15億ドル相当のビットコインを準備金として保有しているとのことです。また、第一四半期の純利益が14億8000万ドルであり、順調とのことです。
テザーがビットコインを買うことについて、懐疑的な見方をしている方もいらっしゃるかもしれません。一方で、ビットコインを保有することは誰にでも開かれているというのが大事かと思います。ビットコインは「来るもの拒まず去るもの追わず」です。
テザーは一時期信用不安に陥ったり、「テザーショック」と言われたりと色々言われながらも、長生きをして時価総額は3位であり、運営力がすごいなと思います。ビットコインとどう向き合っていくのかは注目です。
ジャック・ドーシー氏、ビットコイン決済会社Aztecoの600万ドル調達をリード🎫
Jack Dorsey Leads $6 Million Raise for Bitcoin Payments Company Azteco
ビットコイン決済会社Aztecoが600万ドルを調達し、ジャック・ドーシー氏がリードしました。他にも下記のような出資者がいます。
Lightning⚡️Ventures, Hivemind Ventures, Ride Wave Ventures, Aleka Capital, Visary Capital, Gaingels, David Van Der Weele, Sunil Rajaraman
Aztecoは、銀行口座を持たない人々がデジタル マネーを簡単に使用できるようにすることに重点を置き、世界中でビットコインを購入できる独自の方法を提供しています。
ユーザーはオンラインまたは地元の実店舗でAztecoバウチャーを購入し、ビットコインと引き換えることができます。このモデルは、ギフトカードや携帯電話のチャージの購入と同様に機能します。
ユーザーは母国通貨でビットコインを購入するために取引所を経由する必要がないため、ユーザーの柔軟性を高め、銀行口座を持たない人々を助ける可能性のあるプロジェクトとしてビットコイン界で知られるようになりました。ユーザーは 195 か国でバウチャーを購入できます。
ビットコイン投資家のドーシー氏は発表の中で下記のように述べました。
「Aztecoへの私の貢献は、彼らの使命に対する深い敬意から来ています。銀行口座を持たない人口は膨大です。私たちはこのギャップを埋める技術とリソースを持っていますが、これまでのところ、誰もその重要な次の一歩を踏み出していません。アステコは、安全な金融システムへのアクセス以上のものを提供しています。安全で地域コミュニティによってサポートされる経済的自己決定のエコシステムを構築しています。彼らをサポートできることを光栄に思います。」
「Azteco」僕は知らなかったのですが、こんなサービスあるんだなと思いました。確かに、取引所がない国や、銀行口座を持ってなかったりするとビットコインの入手はOTCかマイニングくらいになってしまいます。
少量のビットコインだからか、KYCなしだったりするみたいです。日本人の利用者はほとんどいないと思いますが、どのような拡大をしていくか注目ですね。Lightningバウチャーも見かけました。
ビットコインカストディサービスがCustodia銀行に登場するとCEOのケイトリン・ロング氏が語る
ワイオミング州公認のCustodia銀行はまもなくビットコインカストディサービスを開始するとCEOのケイトリン・ロング氏は述べた
ケイトリン氏によると、世界はまだ「hyperbitcoinization」の準備ができていないと考えていると主張した
「私は伝統的な金融システムが崩壊することを望まない。むしろ、2つの金融システムが発展し、接続性があり、それぞれが他方を破壊しない世界に住みたいと思っている」と語る
→ビットコインのカストディは企業の投資参入などで重要になりそうです
スイスのツーク州、ビットコインによる納税上限額を2億円超に引き上げ
スイスのツーク州で、ビットコインとイーサリアムによる納税上限額を、約2.3億円(150万スイスフラン)にまで引き上げたとのこと
れまでの上限は約1,530万円(10万スイスフラン)だったので15倍となる
2021年に導入して以来、ツーク州では約150件の暗号資産納税があり、総額は約3億円(約200万スイスフラン)に達した
納税に際しては、同国の大手暗号資産ブローカーBitcoin Suisseが協力し、Bitcoin Suisseが納税者から支払われた暗号資産をスイスフランに両替する仕組み
→思ったより納税者多いなと思いました。支払いの拡充なだけで、暗号資産は法定通貨に変えられるんだなと思いました
Naytua Wallet が世界的に有名なビットコインゲームチーム THNDR と連携
Bitcoin BounceなどのTHNDRのゲームをプレイすると、報酬がNayuta Walletで受け取れるみたいです
ゲーム好きな方はぜひ試してみてはいかがでしょうか
ゲーム報酬を通じてLN上のビットコイン保有者が増えていくような気がします
大手取引所OKX、ビットコインのライトニングネットワーク開発を支援
暗号資産取引所OKXは2023年5月19日、ビットコインエコシステムの構築に取り組む独立した開発者を支援するため、Okcoinのオープンソース開発者補助金プログラムに参加することを発表
OK Groupの子会社であるOkcoinとOKXは、ビットコイン開発者のDusty Daemon氏を共同で支援することを発表。Daemon氏はLightning Networkのユーザビリティ向上につながる新機能「Splicing」を開発中
Splicing:Lightning Networkのチャネル内で利用できるビットコインの量を自由に増減できるという機能。従来はデポジットの上限を超える支払いを行うにはチャネルを閉じる必要があったが、「Splicing」の利用により、チャネルを閉じることなく追加の資金を投入できるようになる
OKXはBRC-20関係のUnisatと提携しており、LNにも興味があるんだなと思いました。最近、結構活発ですね
マイアミビーチにて5/18~20にかけて開催されました
DamusなどNostr関係の人も来ていたみたいです
11月上旬に東京でNostrのカンファレンスがあるので、ビットコインではないですが、参加してみようかな。無料ですので、ご興味あればぜひ。
登録フォーム:https://tally.so/r/mBKEkA
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